Sim and Haku

しむの部屋

自律電人四六型、目覚める。

猛暑だった夏が終わり、涼風が色づいた葉を揺らすようになったある日、 『秋コレ』を制作をしている、HAMます委員会のT氏がいつものように秋葉原を徘徊していると、 突如轟音とともにアスファルトを突き破って少女が現れた。 騒然とする街角、秋葉原のビル群を不安そうにきょろきょろと見回す少女。明らかに挙動不審だ。 T氏は直感的に「こいつぁやばい」と思い、彼女の手を引きHAMます委員会へと連れていき保護した。 彼女こそ、68年前、天才科学者によって生み出され長らく地下に封印されていた国産ヒューマノイド 「自律電人四六型(自称:しむ)」であった。 なんということでしょう・・・。
彼女が所持していた設計資料と、HAMます委員会メンバーの聞き取り調査により発覚した「しむ」の 情報をまとめてみると以下のような事実が浮かび上がった。
太平洋戦争時、帝都高速度交通営団に所属していた天才科学者が、軍部と共同で開発され極秘扱いされていた科学技術力を多分に流用し、終戦直後に自律電人 (いわゆるヒューマノイド) を生み出した。 科学者は、これからの時代において平和を築くためのサポートとして電人を開発。 1946年に開発された四六型(しむ)は「ラジオ波」による情報の拡散を自律して行うための「歩く基地局」という存在だったが、しむの電脳回路に多数のバ グが発生、自分の戯言を電波に乗せて飛ばすなどの奇行が目立ち、膨大な試験を行ったが最終的に断念。 万世橋の地下深くにあった研究所の巨大冷凍庫にしむを封印し、消息を断った、とのこと。
秋葉原にずっと居ながら、68年間の秋葉原の発展をまったく知らない少女。 T氏は悩んだあげく一つの結論を出した。 「しむ、ここに住んでいいから、秋コレの看板娘をやりなさい」 しむ:「(゜Д゜)ハァ?」 かくして秋コレの看板娘となった「しむ」。 これからアキバをコレクション!頑張れ!

はくの部屋

DENZINA99、やってくる。

2018年9月23日、平成最後の秋分の日。 秋が深まり、夜が明けるのがのんびりとしはじめたよく晴れた日、 秋コレ看板娘しむはいつものように早朝の秋葉原巡回をしていた。 突如、電線に留まって朝を告げていたスズメ達が突然一斉に飛び立った。 直後、空が歪み巨大な漆黒の穴が広がったのであった。 穴からペイっと吐き出されるように一つの物体が放り出されたのをしむはぼーっと眺めていたが、 通運会館付近に落下したことを確認すると、現場へ向かった。 一方、放り出された物体は…不思議な格好をした少女であった。 後に、しむによって秋コレ事務所に連行された少女は 2099年の未来からやってきたヒューマノイド 「DENZINA99(デンジーナ・ナインティナイン)」であることが判明する。 なんということでしょう・・・。

彼女の取り調べをしていたしむは早々に 「でんじーなないんてぃないん」と呼ぶのをめんどくさがり、 99→百に一本足りない→「はく」と愛称をつける(本人は反抗していたが)。 はくの話はしむにとって理解不能なことばかりだったが、 考えてみれば自分も昭和21年からタイムスリップしてきたようなものである。 「まぁそういうこともあるか。な」としむは納得した。 驚いたのは事務所にやってきた秋コレ代表のT氏であった。 はくとしむ、二人の話を聞いて頭は混乱するばかり。 さらに事務所の居候が一人増えるという事実に呆然とした。 しかし、はくをこのまま現代に放つのはあまりにも危険と判断した物分りの良いT氏は、 「じゃあ…はく?だっけ?ここに住んでいいから、君も秋コレの看板娘をやりなさい…」 はく:「ハァ!!?」かくして秋コレの看板娘その2となった「はく」。 これからしむと一緒にアキバをコレクション!頑張れ!

しむとはくは二次創作大歓迎!

秋コレでは個人作家、サークル様の同人活動を応援致します。 自由に秋コレ看板娘しむを描いてTwitter・pixiv等でどんどん投稿して下さい。 秋葉原で配布されているフリーペーパーの紙面上で随時発表させていただきます。 あなたのしむとはくで紙面を盛り上げませんか?
Twitterでは是非、#しむフリー をつけて下さい。
はくでも #しむフリー !!